勞損腰痛

腰の痛みは脊柱の両側に出やすい。

横になっても痛みが減っておらず、朝に起きた時痛みが激しくなる。

その時軽く動かしながら痛みが軽くなるという特徴である。

痛みの原因は仕事中などでずっと同じ姿勢で腰のある部位の筋肉を長期間負担をかけ過ぎる為その部位に気血の流れが悪くなって老廃物が溜まっている事により痛みが出ます。

ですから動くと気の流れがよくなって血の流れも良くなります。

そうして軽く動きながら痛みが出た筋肉は血行が良くなって老廃物を代謝させて痛みの減少ができます。

治療方針は舒筋活络(筋肉を動かして経絡を通す)です。

処方箋は阿是穴(大分刺し、小分刺し)です。

大分は二つの筋肉の間です。

小分は一つ筋肉中に筋繊維束の間です。

ですから大分刺しと小分刺しは筋肉の間を刺す法です。

この方法は2000年前の(皇帝内経の霊枢.

官針篇に載っている九刺中の一つ分刺方法です。

分刺法の働きは舒筋活络し、気血を循環させる事ができます。

また痛めた筋肉は傷があるのではりを刺すのは損傷の治療法である為操作手法は出来るだけ優しくして損傷が酷くならないようにしてください。