桂林堂上大岡院
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腰痛は特に雨の日に症状が重たくなりがちです。
腰は痛み重くなり、強張りの為動きにくくなります。
温めると楽になります。或いは腰の中に冷痛があります。
体が重くてお腹が 張っている。
尿が清白な色です。舌は白膩で脈は沈濡です。腰部に固定の圧痛点はないです。
これは寒邪と湿邪は腰部に犯してから経絡に詰まって気血の流れも良くないので不通により痛みが発生します。
寒邪湿邪は陰邪であり、寒邪の性質が収引であり、湿邪の性質が粘滞性であり、動かないまま横になると湿邪が停滞しやしいので痛みが増加します。
雨の日になると寒湿はさらに増加して痛みも更に増加します。でも熱は寒邪を散らかすことが出来ますし、湿邪にも取りたすことも出来ます。
ですから温めると痛みが減っていきます。舌は白膩で脈は沈濡でこれも寒湿邪の証拠である。
薬の治療について次回に話します。
1型の寒湿腰痛の漢方薬治療方針は五行の相克関係により土が水を剋するので益土制水の治療方針である。五行中に土は脾です。
脾が中焦にある。
水は腎です。
ですから中焦を温めて内寒邪を取り除きます。脾の働きを促して内湿邪を乾燥して取り除きます。
漢方薬の処方箋は腎着湯加味です。
これは「干姜、甘草、茯苓、白术、肉桂、泽泻、杜仲、金毛狗脊」などであり、下肢に牵引痛があると干姜を除き、独活、防風、当帰、芍薬、细辛、牛膝などを加えます。
処方箋意味:この漢方薬に外感の薬が無いので体の中に内寒湿邪がある人に効きます。干姜、肉桂の辛熱の作用により寒湿邪を取り除き、白术の苦温により湿邪を勝ちます。
甘草の甘味により和中補脾が出来ます。
茯苓、泽瀉の甘淡により渗湿が出来ます。以上の薬が全て脾陽を温めて内湿邪を除くものです。
これは益土制水の治療方針であり、更に杜仲の味が甘辛性温であり、狗脊の味が甘苦性温により腎経絡に入り腎陽を補います。
そうすれば健脾と温腎も出来ます。脾と腎は両方同時に治療出来ます。また腰痛は時々下肢痛にも及びます。
これは肢体経絡にも寒湿邪が犯される腰痛です。これに対して外感薬:独活、防風などを入れて 祛風勝湿が出来ます。
当帰と芍薬により補血養筋が出来ます。细辛温通経絡により、牛膝が他の薬の働きを誘導して下降して下肢痛を作用して舒筋活络になります。
以上は寒湿腰痛に対して漢方薬の治療です。
治療方針は益土制水の治療法により脾経の原穴と脾兪などを中心して、また腰の局部にお灸して治療します。脾陽を温めて寒邪を散らかして湿邪を取り除きます。
処方: 太白、脾兪、三陰交、阿是穴など
処方の意味は足太陰脾経は土に属してる、太白は脾経の兪土穴であり、土の中の土穴であり、脾経の代表穴であります。
働きは健脾化湿であります。また太白は足太陰脾経の原穴であり、脾兪は脾経の経気が入る場所であるので、二穴の配合は兪原配穴法であります。
脾が運化を司る働きです。脾虚になると水湿を運化出来なくなります。湿邪が多すぎると脾土が囲まれて更に外感の寒湿邪が侵すともっと脾陽が低下します。
《素問•咳論》曰:“治蔵者,治其兪であります。ですから太白に補法を行うにより 健脾化湿、脾土を温めて補うことができます。
三陰交は 肝、脾 腎など三経の会穴であり、健脾化湿が出来ます。
肝、腎二経の病気に効きます。更に寒湿邪が腎に入る腰痛に対してとても適応であります。
阿是穴にお灸と鍼をします。それは腰部の痛み場所に中心にして両側に三本鍼で排刺して同時にお灸して局部の寒湿邪を温めて取り除きます。
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